なぜ、自分を他人と比べているとダメなのか?

自己受容

自分を他人と比べてしまうと生きにくい。
劣等感や優越感に振り回され疲れてしまう。
ブレない我が道を進めればいいのに。

そんな風に思っても、
人はついつい他人と自分を比較してします。

教育もビジネスも競争原理で
動かされていますから
当然と言えば当然かもしれません。

でも、だからこそ。

他人との比較に振り回され過ぎると
本気で人生を拗らせてしまいます。

この記事では、

自分と他人を比べない
生き方について考えます。

自分と他人を比べるのは何故ダメか。

 

自分と他人を比べるのは
何故ダメか?それは…

自分と他人だから、です。

別ものですから、比べられない。
比べたらヤバイです。

人生は、学校の勉強とは違います。
全国共通の正解などありませんし、
誰かに採点もされませんし、
偏差値を付けられて、
誰かと比べたりするもの
ではありません。

私はダイソンの掃除機が
大好きなのです…

圧倒的な吸引力が嬉しい、
アタッチメントが豊富で楽しい、
部屋がサッパリして清々しい、
インパクトあるデザインが醸し出す
ブランド感が誇らしい。

でも、ルンバが好きな人もいるし、
パナソニックが好きな人も
そりゃいるでしょう。

どの掃除機が正解かなんてありません。
個人の趣味、嗜好、価値観の問題です。
いろんな掃除機があるから楽しいし、
いろんなニーズに応えられる。
正解があるとするならば、
多様性があることです。

自分の人生なのだから、
自分の趣味、嗜好、価値観を
ふんだんに盛り込んで
作り込みたいところです。

しかしボンヤリしている
といつの間に他人と自分を比べならが、
他人の趣味、嗜好、価値観を
混ぜていってしまいます。

実は、他人と比べることは、
他者の評価を確かめたい気持ち、
承認欲求に振り回されて
翻弄している証拠です。

そもそも、我が道があれば、
それを進めばいいだけで
他人の評価とは無関係
なのですから。

アドラーの見解

 

アドラー心理学では、
承認欲求を否定します。
他者の人生を生きるなんで
自由じゃないからです。

また、競争からも、
すぐに降りろといいます。
人は誰かと競争をすることで
敵を作るからだといいます。

比較競争をしていても
何もいいことはありません。

自分と他人は別ものなので、
自分と他人の課題を分けて
考えることが必要です。

吸引力とロボットとでは、
解決する課題が違います。

他人が評価してくれる人生は、
あなたが幸せな人生では
ありません。

ミシェル・メイ・美菜子さんの見解

 

ミシェルさんは
SNSなどでの幸せアピールは、
周りと比べて幸せを感じようとする
代表的な行動だといいます。

社会が決めた「幸せパッケージ」という
幻想があって、多くの人が
これに合わせている、と言っています。

素晴らしい恋人に結婚、
子供にマイホーム、
仕事のキャリア、
社会的地位など、

幸せが模範化され、
パッケージ化されて、
多くの人が踊らされている。
これが怖いことに、
無意識に、です。

そんな時は自己受容です。

ミシェル式
幸せパッケージ・チェックリストは
次の通りです。

  • ✓食事などの写真を一生懸命撮ってSNSに投稿する
  • ✓自分の投稿への「いいね!」の数が気になる、人のそれと比べる
  • ✓友人知人など、周囲の生活と自分の生活レベルを常に比べて気にする
  • ✓自分が良いと思ったものが周囲に不評だと不安になる
  • ✓社会的なカテゴリー(会社員・主婦・学生など)に当てはまっていると安心する
  • ✓休みのスケジュールがガラガラだと落ち着かない。ついいっぱいにしたくなる
  • ✓流行りやブームには乗り遅れたくないと思う
  • ✓話題のモノやお店は必ずチェックして押えておきたい
  • ✓周囲の意見を大切に思い、とても気になる
  • ✓相手の立場に立った気持ちをイメージしにくい、あるいは、つい忘れる

ひとつでも当てはまれば、
あなたのオリジナルの物差しは
フル活用されていないそうです。

みうらじゅんさんの見解

 

みうらじゅんさんは
自分と、次の3つのことを
比較してはいけない、
そう言っています。それは…

他人、両親、過去の自分。

です。
これを彼は、

「比較3原則」

と呼んでいます(笑)

自分が比較しているな、
と思ったら

比較3原則比較3原則比較3原則…

とブツブツ唱えるといい
と言っています(爆)

私はここに「過去の自分」が
入っているところが
スゴイと思っています。

いい過去にせよ、
良くない過去にせよ、
過去は今の自分から
どんどん遠ざかっていく
単なる記憶です。

今の自分とは
趣味趣向も価値観も能力も
違っているかもしれません。

新しく楽しいことを
やろうとするのなら、
むしろ過去の自分が邪魔です。

自分の価値観で
どんどん新しいマイブームを
発表していくあんな人には、
こんな精神性が隠れています。

おしまいに

アドラー、ミシェルさん、みうらじゅんさん
以上、私おススメの、比較3原則でした。

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