草薙龍瞬 (著)「反応しない練習」
あらゆる悩みが消えていく
ブッダの超・合理的な「考え方」
仏教の本ですね。
この本の要約の試みです。
私の主観が多分に混ざっていること
予めご容赦ください。
悩みとは
まず、悩みとは何でしょうか？
悩みとは、あなたの内側にあります。
外側の世界を受け止めた時の
あなたの心の反応です。
原因の理解
悩みには、原因があり、対処法があります。
対処するには原因を理解することが必要です。
多くの場合、その悩みが何なのか分からないため、
自分の悩みが理解できていないため、
解決できない事態に陥ります。
これは、理解する前に反応してしまうからです。
悩みは人間の欲求に対して
アゲインストな事が起こる
ことで生まれます。
仏教で言う人間の欲求は７つです。
①生存欲、②睡眠欲、③食欲
④性欲、⑤怠惰欲、⑥感楽欲、⑦承認欲
理解する３手順
①言葉で確認
謎のモヤっとした状態に
ラベリングします。
焦っている、不安を感じる、怒っている…など
②感覚を意識
ラベリングに間違えないか？
自分の感覚を確かめます。
目をつぶり、内観するなど
③分類する
ブッダは人間の悩みを
３つに分類しました。
- 貪欲・・・求めすぎ、期待し過ぎ
- 怒り・・・失った悲しみ・挫折・コンプレックス
- 妄想・・・思い込み・不安・優劣・善悪
私たちの悩みはすっぽりと
この中のどれかにハマります。
つまり、こんな悩みなんて既にあるある。
そう思うとちっぽけに思えて、
客観視できていきます。
自己否定しない。どんな時も
どんな時も自己否定してはいけません。
もちろん、悩んでいる時は特にそうです。
なぜなら、
自己否定で人の承認欲求が渇きます。
そして、それを潤すため、
人は２つのパターンの良くない行動に
出てしまいがちです。
自己否定由来の「攻撃」
ひとつは、攻撃です。
勝手に始めた自己否定ですが、
承認欲求の渇きから自分を守る為、
謎の攻撃を始めます。
自分がこんなことに
なったのはあの人のせいだ！
という他者攻撃や、
どうぜ自分なんかクズです！
生きている意味が分かりません！
とかいう全否定の自傷攻撃など。
自己否定をして、自ら承認欲求を
枯渇させておいて暴れだす
謎の自体です。
ブッダの悩み分類の「怒り」に
火がついちゃうんですかね。
自己否定由来の「逃避」
もうひとつは、逃避です。
鬱になってしまったり、
何かに依存してしまったり。
自らのトリガーから
逃げ隠れして動かなくなる。
繰り返しになりますが、
悩みとは、あなたの内側にあります。
外側の世界を受け止めた時の
あなたの心の反応、
なだけです。
つまり、反応しない練習が必要です。
自己否定防止エクササイズ
一歩一歩外を歩く
感覚にフォーカスして
一歩一歩外を歩くと言いそうです。
マインドフルネス。
瞑想です。
ひろい世界を見渡す
今までと違うコミュニティーに
参加したら世界の見え方が
がらりと変わる、と言ったような
経験は無いでしょうか？
クズもダメもブッダの悩み分類の
「妄想」でしかありません。
「私は私を肯定する」と口に出す
人は、自己否定と慢心の間で
揺れ動きます。
自己肯定は自分を凄いという
訳ではありません。
ただ、そんな自分をOK出す。
「私は私を肯定する」と
口に出すと効くそうです。
競争社会の中で
自己肯定しようにも、
現代の競争社会の中では、
勝者と敗者がくっきり分かれます。
自己否定してしまう
コンプレックス体質の人たちは
連戦連勝の人生ではないのです。
では、どうしたらいいでしょう？
争うか降りるかの２拓でしょうか？
いいえ。
心のあり方が世界の見え方です。
競争社会を生きることと、
悩まずに生きることは、
きっと両立できます。
正しい動機とは
実は誤ったエネルギーを
動機に生きている人が
多くいます。
誤ったエネルギーとは何か？
否定（他者・自己）という
エネルギーです。
「あんな人には負けたくない」
という他者否定のエネルギー。
もしくは、
「こんな自分じゃいられない」
という自己否定のエネルギー。
今まで使ったことありますよね？
このエネルギーを使った時点で
ゆくゆく悩むことが確定です。
いえ、もう悩み初めています。
正しい動機をエネルギーのすれば、
悩みません。
では、
４つの正しいエネルギーの発表です。
- 「慈」 相手の幸せを願う
- 「悲」 相手の悲しみに共感する
- 「喜」 相手の喜びに共感する
- 「捨」 欲・怒り・妄想を手放す
おしまいに
さあ、結論に辿りつきましたが
いかがでしたでしょうか？
もう悩まないで生きられそうでしょうか？
少なくとも、今の自分が何処で足を取られて
いるのかは、明確に理解できたのでは
ないでしょうか。
今、エネルギー不足な人、
間違ったエネルギーを
燃料にしている人は、
きっと、正しいエネルギーが、
こころの奥にまだたっぷりと
満タンに埋蔵されているはずです。
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