自己肯定感が低いとつらいですね。
ただ、自己肯定感の低い人が、
自己肯定することに躊躇する
理由のひとつに、、
傲慢や慢心に繋がらないか?
という懸念があるのでは
ないかと思います。
でも、心配も遠慮はいりません。
自己肯定感が低いならアゲてください。
上がり過ぎないようにすればいいだけです。
この記事では3人の偉人残した
今に言われている自己肯定感の
バランスのとり方をまとめます。
相田みつをのバランス感覚
きびしい自己否定がなければ、
人間はすぐ傲慢になります。
一方、絶対の自己肯定が
なければ卑屈になります。
卑屈にも傲慢にも
ならないためには、
自己否定、自己肯定、
共に必要ですね。
by 相田みつを
卑屈→自己否定⇄自己肯定←傲慢
言葉同士の関係を矢印で結んでみました。
みつをはこう言っているんですね。。
アドラーのバランス感覚
一方、アドラーはこんな言い方です。
自己否定にも目的がある。
できないんじゃない、
したくないのです。
自己否定は言い訳で、
そんなものは無いという
スタンスです。
テストで60点の自分に
「能力がないから100点は取れない」と
自分を否定して正しい行動がとれなくなる
ことを劣等コンプレックスと呼びます。
また、テストで60点の自分に
「今回はたまたま運が悪かっただけで、
ほんとうの自分は100点なんだ」と
言い聞かせる自己肯定は、
自分を偽って強く見せる
優越コンプレックスに繋がります。
いづれも、60点の自分をそのまま
60点として受け入れた上で
「100点に近づくにはどうしたらいいか」
を考えるのが自己受容です。
変えられないものに注目するのではなく、
変えられるものに注目する、
それがアドラーの言う自己受容です。
今言う自己肯定感とほぼ同義語です。
劣等コンプレックスや、
優越コンプレックスに陥らないよう
自己受容をしましょう。
というのがアドラーのバランス感覚です。
劣等complex→自己受容←優越complex
言葉同士の関係を矢印で結ぶとこうです。
ブッダのバランス感覚
自己否定してはいけない、どんな時も。
ブッダはそう言います。
それは、どうしてでしょうか?
自己否定すると承認欲求が渇いて
人は不快感に陥ります。
こうなると人は、この不快感から自分を
守ろうと攻撃に出ることがあります。
「どうして、私は認められないのか!?」と
自棄になるのです。
時に、この攻撃性は自分自身にも向かい
どうせ自分なんかと全否定して、
自分を責め、場合によっては
自傷行為まで及びます。
一方、攻撃的とは別に、逃避という
行動が示される場合もあります。
何もしたくなくなり、
鬱になったり、何かに依存したりと、
そういう状態です。
どちらも根本には自己否定があります。
そこで、自分を肯定することが
大切になります。
肯定は、慢心とは違います。
慢心は妄想です。
できないことをできると
思い込むのは危険をもたらします。
自己肯定は、私は凄いと思うことでなく
あくまで、私が私を肯定するだけです。
受け入れてOKを出すことです。
自己否定→自己肯定←慢心
言葉同士の関係を矢印で結ぶとこうなります。
おしまいに
相田みつをの「自己否定」と「自己肯定」、
アドラーが「自己受容」で示すこと、
ブッダが「自己肯定」で示すこと、
みんなの言葉は違っていますが、
言っている意味はおんなじです。
自分をアゲ過ぎずサゲ過ぎず、
まんなかをキープしましょう。
ということのようです。
サガっていたら、アゲてください。
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