コミュ障を克服する5ステップ

劣等感

「コミュ障から解放されたい」
「努力するほどコミュ障がこじれる~」

この記事では、そんな劣等感から抜け出す5ステップと、実際のコミュ障女子との会話を公開します。

コミュ障を克服する5ステップ

完璧主義は手放す

完璧な人などどこにもいません。

人は常に今より高い理想を描きますから、常に理想と現実のギャップを抱えています。

逆に、現状に満足しきってしまって、もうこれ以上一切変わりたくありません!となってしまうと大変危険です。

時が流れるということは、環境も、自分自身も日々変わります。それなのに、自分を変えない、変わらない、ということは、環境や自分自身の変化に対応しないことを意味します。

いくら素敵だったお気にいりの服も、流行が変わり、自分自身が年齢を重ねたら、イタくなるのは目に見えています。

人は常に不完全、変わり続けているから、完璧などありえないのです。

劣等感を肯定的に受け入れる

人は常に不完全です。つまり、人は常に劣等感を抱えて生きます。そして、この劣等感は人が変わるためのエンジンです。

完全無欠の一切のピンチも寄せ付けないヒーローなど存在しません。スーパーマンもバットマンとスパイダーマンもアベンジャーズにも、必ず一旦ピンチが訪れます。

絶対負けない、ゲームなど売れません。

ただただ幸せなだけのカップルを描いた恋愛ドラマなどありません。

完全無欠なものなどを人は応援する気にならないのです。

つまり、劣等性に立ち向かっている人は魅力的なのです。

建設的に作戦を練る

劣等感を肯定的に受け入れたら、だいたいこっちのものです。

あとは、その劣等感をどう克服するか作戦を立て実行するだけです。

基本は、努力と学習です。

そのやり方をよく考えてください。

自転車や鉄棒が上手くできなかった子どもの頃のように、ただ真正面からぶち当たって、転んで、砕けて、泣きながらなんとかする、という手ももちろんあります。

もちろんそれも一つの戦略です。

コミュニケーションの賢いノウハウは色んな方法が語られています。それを選んで、学んでいくのも一つの戦略です。

この際、承認欲求など手放してみる

いっそ承認欲求を手放してみてはどうでしょう?

完璧主義を手放して、劣等感を受け入れて、建設的な作戦を持てたなら、もう、多分、あなたはありのままの自分を肯定的に受け入れられているはずです。

自己実現に向けては、人には承認欲求があると提唱したのは、心理学者のマズローです。彼が言う承認欲求には2つの段階がありました。そのうち低いレベルは他者からの承認です。そして、高い方のレベルは自分自身による承認です。

高いレベルの自分自身による承認があれば、他者承認は必要なくなります。

他者からの承認欲求から解放され、自分自身を認めているあなたのことを想像してみてください。

はい、自信に満ちた素敵な人物です。

自分から誰かを喜ばせてみる

貰うことばかりを考えがちな私たちですが、他者からの承認欲求から解放されてしまえば、もう承認など不要です。

あとは感謝を受け取りにかかりましょう。

つまり、やることは貢献です。

他者貢献すること、この貢献感こそ幸福そのものだとアドラーは言いました。

コミュ障女子のお悩み事例

以下は、私とある女子とのsessionです。前述の5ステップを踏襲して会話してみました。

相談:「自己肯定感低すぎコミュ症拗らせ女なんですが、どうすれば普通になれますか?」

自己肯定感低すぎコミュ症拗らせ女なんですが、どうすれば普通になれますか、、

男の子の友達なんていないし、何度か合コンへ行ったりいろいろコミュ症改善&人脈広げるために荒療治に出たけどかえってだめでした。

よっぽど気が合う人じゃなきゃ人と話すとき気を使いすぎてしまってあまり仲良くなれないし、好かれても私みたいな人間を好きだなんて…とか考えてしまってどうしようもない………

回答:「劣等感もすんなり受け入れていて、笑って前を向いている人は信頼され、愛されます。」

私たちは、つい、自分が完璧じゃないと愛されないと思いがちです。しかし、実際は完全無欠な人は不人気です。どこか無理しているようで一緒にいて居心地がよくないです。

劣等感を持っていない人はいません。もし、劣等感を持っていないという人がいたら、だいたい嘘をついているか、自分の劣等感に気づいていないのです。

反対に、劣等感もすんなり受け入れていて、笑って前を向いている人は信頼され、愛されます。

自己肯定感をあげるには、ありのままの自分を肯定的に受け入れる自己受容というのをやる必要があります。

コミュ症拗らせ女だと思っている自分を、だからダメだとか思わずに、そのまま受け入れ、認めて、許して、そんな自分も愛してあげます。

そのうえで、建設的に今後をどうしていくかの手を打ちます。例えばですが、

人へ興味をもってどんどん近づいて、よっぽど気が合う人の開拓の旅に出るとか。

人脈は、拡げることより気の合う人との関係を深めることを考えるとか。

いっそ承認欲求などさっぱり捨ててしまって、自分の幸福感のために、好きな人たち、大切に思うコミュニティに対して役に立つことを尽くしてみるとか。

劣等感の使用上の注意ですが、成長の糧にし、行動エネルギーとして活用するのが正しい使用法です。用法用量を守り、健康になりましょう。

回答に対して:「人に嫌われるのが怖くて完璧になろうとしていた」

少し大丈夫かもって思えました。ありがとうございます。人に嫌われるのが怖くて完璧になろうとしていた部分はとてもあったので、もうすこし人間らしく適当に好きなようにできるように心得てみます…!

まとめ

コミュ障はきっと今のあなたのチャームポイントです。
肯定的に受け入れれば、きっとみんなが応援してくれます。

「コミュ障を克服する5ステップ」

※参考書籍

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