できる人、うまくいく人になる方法

他者信頼

アドラー心理学では、全ての悩みは対人関係、全ての喜びも対人関係といいます。つまりできる人、うまくいく人はコミュ力が高い。

あなたは、コミュニケーションで、上から目線になってしまったり、逆に卑屈になってしまったり、そんな経験はないでしょうか?この記事では…

  • できる人、うまくいく人になる超シンプルな方法
  • できる人、うまくいく人の話が通る理由
  • できる人がうまくいく理由

を、アドラー心理学を使い目一杯単純化して伝えます。

短い記事ですが、かなり核心をついた有益な内容になると思います。楽しんでいただけたら幸いです。

では、本題です。

できる人、うまくいく人になる超シンプルな方法

はじめに結論をいいます。できる人、うまくいく人になる超シンプルな方法、それは…

「人と対等に向き合うこと」それだけです。

これは、相手が年上でも、同世代でも、年下でも、小さな子供でも、権力者であっても、ひとりの人と人として、対等に向き合うと言う意味です。

どうしてそんなことができるのか?

それは、自分も相手もどんな人も、人は一人の尊厳ある人間であるという視点を持つということです。

それができれば自ずと、ありのままの率直な自分で居られます。常に相手に敬意を持って向き合えます。

そして、自分の考え全てを、自分自身が決定することができることになります。

できる人、うまくいく人の話が通る理由

できる人、うまくいく人の特徴として、対人関係で彼らの話はよく通る、ということがあげられます。

「アサーティブ」という言葉をご存じでしょうか?

「アサーティブ」は、多くの企業の研修でも取り上げられているビジネスの世界では、常識的なコミュニケーション・スキルです。

アサーティブネス(Assertiveness)とは、「自己主張すること」です。自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、率直に、そして対等に表現することを「アサーティブ」といいます。

以下に、アサーティブな伝え方のための4つの柱を紹介します。

  • 誠実:自分自身に正直になることで、相手にも誠実になれる
  • 率直:遠回しではなくストレートに、相手に“伝わる”言葉にする
  • 対等:上から目線でも卑屈でもなく。態度も心の中も対等に向き合う
  • 自己責任:言った責任、言わなかった責任は、自分が引き受ける

アサーティブはコミュニケーション・スキルですから、上記4つの柱はすべて並列に取るべき「態度」として示しています。

一方、ものごとの考え方として、自分も相手もどんな人も、人は一人の尊厳ある人間という視点を持ち、人と人とは「対等」であるとすれば、自ずと誠実で率直で自己責任を取とうとする考えになります。

アサーティブの肝、つまり、ビジネスの世界でも理想とされているコミュニケーションの核心は、人と人は「対等」であるということをおさえることにあります。

できる人がうまくいく理由

小倉広 著 「もしアドラーが上司だったら」に登場する「ドラさん」こと、広告代理店の上司が、主人公の部下に対してこんなことを教えます。

「人と比べる。つまり、上下、優劣でものごとを考えている限り、永遠に心に平穏は訪れない。これをアドラー心理学では『縦の関係』と呼ぶんだ」

「そうではなく『横の関係』で考える。誰もが一人ひとりかけがえのない『存在価値』を持っている。そう考えるるほうがものごとはうまくいくんだよ」

「もしアドラーが上司だったら」より

つまり、対人関係を「対等」で尊敬すべき存在と認知することが、終わりのない競争から解放されて、うまくいく秘訣であり、心はいつも平穏に保たれるというわけです。

「全ての人は尊厳ある存在」このありふれた概念を、私たちはどれくらい理解しているのでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。できる人、うまくいく人は…

・他者と対等に向き合あっている
・だから、できる人の話はよく通じる
・そして、うまくいく人の心はいつも平穏

です。参考になれば幸いです。

「できる人、うまくいく人になる超シンプルな方法」
※参考書籍

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