最近、初めたばかりのことなどでは、よく失敗が続いたりするものです。そこでふと…
「これ、上手くいくようになるのかな…?」
なんて思うじゃないですか。そこです、今そこ。大事なポイントに立っているんだと思うんです。
そこを自分がどう意味づけするか、そこが大切な分岐点です。そして、それをどう意味づけするか?それは、もちろん「失敗は成功のもと」とする以外にありません。
この記事では、「失敗は成功のもと」この当たり前に使い古されたことが、どれだけ本当の真実なのか、そして、
その失敗に向き合っている今のあなたこそ、他者から必要とされている人であることを解説します。
お伝えするのは、アドラー心理学の簡潔なワンフレーズを中心に、3分で読めるように簡潔にまとめますので、是非、最後まで目を通してみてください。
では、本題です。
未来は失敗にどう意味づけするかで変わる
ある人は仕事で失敗をした時に「人生の終わりだ」と言いました。
しかし、別の人は「取り返せばいいじゃないか」と前を向きました。
また、別の人は「この経験を糧にしていこう」と勇気をふるいました。
このように、経験そのものが未来を決めるのではなく、その人独自の意味づけが、それぞれの行動と未来を決めます。
そこで「失敗は成功のもと」をアドラーが言い換えるとこうなります。
失敗という「体験」が問題なのではない。できないという「思い込み」が問題なのだ。勇気がくじかれたことこそ問題なのである。
「アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉」より
人は自分の性格や価値基準を自分自身で決定しているんだと、一貫して徹底して言い張る彼らしいレトリックです。
人それぞれのレトリック、それぞれの「失敗は成功のもと」
「失敗は成功のもと」については、さまざま偉人達人有名人が正にそれぞれの性格や価値基準で自分自身で意味づけした言葉が、本当にたくさん残されています。
やはり、誰にとっても「失敗は成功のもと」。つまり、これは本当の真実なのです。
●ピーターF.ドラッガー
超クール!
成果とはつねに成功することではない。そこには、間違いや失敗を許す余地がなければならない。
●スティーブジョブズ
この言い方は色々な人がしていますが、この人から聞きたい。
成功と失敗の一番の違いは途中で諦めるかどうか
●ジーコ
神様のお言葉聴く
冒険には、失敗がつきものである。しかし、失敗を恐れるあまり、冒険できないとすれば、その組織は衰退の一途をたどることになろう
●相田みつを
この人にかかれば、失敗も緩やかな癒しとして向き合えそうだ。
柔道の基本は受身
受身とは投げ飛ばされる練習
人前で叩きつけられる練習
人前でころぶ練習
人前で負ける練習です。
●萩本欽一
うん、なんともたまんない味わい。
新しいことをすると必ず失敗する。それがいいんです
まとめ
どうして人は、こんなにまで果敢に失敗に立ち向かわなければならないのでしょうか。
それは誰かから必要とされているからです。
あらゆる問題は対人関係の問題であり、あらゆる喜びは対人関係にあり、つまり、あらゆる失敗は対人関係の問題であり、人は誰かの役に立ちたい、その一心だからなのです。
それは、偉人達人有名人が人々を喜ばせている通りです。
だからもし、今あなたが、
何か失敗をやらかしてしまっていたら、それは、あなたも誰かに必要とされている証拠です。
そこで、その失敗に、あなた自身で肯定的な意味を付けてください。そこが、あなた自身が勇気をふるい、誰かを喜ばせることができるかどうかの分かれ目です。
それが、ひとつの成果になります。
諦めなければ失敗にはなりません。
冒険しなければ衰退します。
人前でころぶ練習です。
それがいいんです。
「失敗は成功のもと、そして、あなたは誰かから必要とされている」
※参考書籍
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