例えば、「集中力がない」だとか「恋人への依存体質で苦しい」だとか。
「自分の性格を変えたい」「扱いにくい性格をなんとかしたい」
「いろいろためしたみたけど、なかなかうまくいかない」
性格の変え方に関する書籍やブログにも目を通したことがあり、書かれていることもやってみた…
だけど、それでもうまくいかなくて、高額なセミナーなんかに行こうかなとか思っている…
この記事では、そんな悩みを抱える人にとって、今一度、変革のプライオリティを考える必要性について考えていきます。
お伝えするのは、アドラー心理学の簡潔なワンフレーズです。
3分で読めるように完結にまとめますので、高額なセミナーや教材にに手を出す前に是非、目を通してみてください。
あ。決してセミナーを否定する立場ではありませんので、あしからずです。
では、本題です。
性格を変えてもいい。変えなくてもいい。
「人は誰で変われる」と明言するのがアドラーです。そのアドラーが次のような言葉を残しています。
「何を持って生まれたか」は、さして重要ではない。「持っているものをどのように使うか」が、重要だ。性格を変えてもいい。変えなくてもいい。
ー「アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉」よりー
これが、この記事で伝えたいワンフレーズです。
人が変われると明言しているアドラーは、誰より人が変わることの難しさを知っているのかもしれません。
アドラーは、「人は死ぬ1~2日前まで変われる」といい、また、「ライフスタイル(性格や世界観)を変えるには、それまでの人生の半分の時間がかかる」とも言っています。
つまり、本当に性格を変えるには時間がかかる、だから、まずは、持って生まれたものをどう使うかを先に考えなさい、と言っているようなのです。
「集中力がない」性格の使い方
では、持っているものをどう使うか?アドラー派の言う具体例を見ていきましょう。
例えば「集中力がない」人をアドラー派は「散漫力がある」「多動力がある」とリフレーミングします。
「集中力がなく無能である」と自己定義するか「斬新なアイデアを出し行動力がある」「一度にいくつもの異なることを同時にこなす力がある」と捉えるかで、その人の行動、ひいては人生そのものが変わってくるのは明らかです。
私も、集中力には課題があります。そして、多動性というリフレーミングは、かなり効きます。ひとつのことに集中せず、別な何かを動かしている方が、もう一方の事のアイデアや方針が整理されたりしています。
「依存体質」の使い方
例えば、「恋人への依存体質」で悩んでいたら、「人を溺愛する体質」とリフレーミングするのはどうでしょう。
実は、10代後半の私は、完璧な恋愛依存で、当時の恋人への思いが当時の私の全てでした。
そんなある日、突然、彼女からフラれて、困った私が苦し紛れにやったのが「自分は人を溺愛する体質だ」というリフレーミングでした。
このリフレーミングをトリガーに「奪う愛」の執着から解放されて「与える愛」の恋愛観へ移行したことを覚えています。
もちろん苦しかったのでしょうが、これで随分救われました。なにしろ、自身でコントロール可能な自由に自治する恋愛観を持てたので。
おしまいに
性格は、それ自体変えなくても、使い方で変わりますね。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。記事を読んでくださる方のページビュー・コメント・お問い合わせに勇気を頂きます。ここに深く感謝の意を表します。
「性格変えたいと悩む人が知るべき変革のプライオリティ」
※参考図書
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