悔いる気持ちの整理の付け方

自己受容

悔いる気持ち、後悔の念。

誰でも心の隅にひとつやふたつ
抱えているものかもしれません。

それが、時に大き過ぎて、
いくら時間が経っても、何だかこれ、
どう整理を付けたらいいのか分からないな…
みたいなこともありますよね。

この記事では、
そんな経験がある人と一緒に、
悔いる気持ち後悔の念について、
考えてみたいと思います。

ホントは人って案外立派。

ホントは人って案外立派です。

朝、歯を磨く。時間内に会社に着く。
おはようと挨拶をする。毎日仕事をする。
人の行動の95%は「できてる」行動です。
ここを見逃さない方がいいようです。

なぜなら、僕らはたった5%の
「できていない」が妙に気になるからです。

自分を責めることこそが、
自分を高める唯一の方法だとばかりに、
ダメな自分に注目をします。

超・真面目、
すごく立派ですよねぇ。

でも、「できていない」ばかりに
注目をすると滅入るでしょ?
「できてる」ことの方が多いのだから、
そっちもちゃんと見てみて?
わりと元気でるからさ。

という考え方。

これはアドラー心理学でいう
「正の注目」「負の注目」です。

ここで言う「注目」って何かと言えば、
ひとつの自己評価、自分自身への
フィードバックです。

ホントに人ってフィードバックが好き。

ホントに人ってフィードバックが大好きです。
ある調査での報告が明快にこれを示しています。

同じ作業をする人たちに
ランダムな数字を見せながら作業する人と
何も見せずに作業する人とに分けてみると…

数字を見ながらの人たちの方が、
達成率が高く(25%も!)。で、しかも、
その謎のスコアが早く上がるほどに、
モチベーションは高まったんだそうです。

2017年シカゴ大学の先生の調査です。

ランダムで無意味な数字でも
勝手に作業のフィードバックだと思い込み、
元気を出してしまうのですから、
どんだけ欲しがり!?というカンジです。

逆に言えば、
僕らにフィードバックがいかに効くか。
そして、そのフィードバックが
いかに簡単に得られるのかが分かります。

正の注目・負の注目は、
自分自身に対するフィードバックです。
どちらがどんだけお得かが、
この研究からもよく分かります。

〇ありのままを肯定的に諦める

だから、ただ、ありのまま、事実のまま、
ネガティブな事象にも、いわば、
肯定的にあきらめて受け入れるのがお得です。

例えば、悔いが残ることがあった時に…

「悔い」という面に注目をすれば、
負のフィードバックに勇気は減ります。
しかし、これも「経験」よね、くらいに
正のフィードバックさえしておけば、
勇気が沸くはずです。

ひとつ、悔いる気持ちに整理がつかない人の
ご相談と僕のお答えを紹介させてください。

ご相談

内容

悔いる事って多々あると思います。

親の事業の失敗で、
逃げる様に引っ越ししたり、
転校を小中で5回したりがあった中で、
クラスの友達とお別れの挨拶を
した事がありません。

せめて、中学の担任の先生には、
親が居なくても、走って行って、
今まで有難う御座いましたと
何故言う事をしなかったのか、、、

気持ちの余裕がなかったとは
言い訳になりますね。

有難う御座いました。の
一言を言わなかった
自分が情けないのです。

あの時に、、、
悔いる事はありますでしょうか。
どの様に気持ちの上で整理されますか。

ご回答

悔いる事ですか、
それはもういくらでも
際限なく出てきます(笑)

だから、悔いる事があっていいと
思うしかないですよね。
過去の事と他人の事は、
考えてもどうにもなりません。

悔いる事があってもいいから、
そのことを踏まえて、
未来の事と自分の事を
考えるようにしています。

ご返事

有難う御座います。

素直に伝わりました。
相談して良かったと思ってます。
穏やかな、文面に癒されました。

おしまいに

偉そうにご回答をしていますねぇ、僕。

そう聞かれればこうお答えしますが、
実は、できてませんし、
大したことないんですけど(^-^;

ちょうど今「3つのルール」というのを
自分自身に人体実験してみています。
ソフトウエアのアジャイル開発から
めくるめく変容する環境下でも、
改善ができるようにと
生まれたテクニックです。

内容はこうです。

 

3つのルール

・今日やりとげたいことを
 毎朝3つ書き出して実践

・今週やりとげたいことを
 週の頭に3つ書き出して実践

・今月やりとげたいことを
 月初めに3つ書き出して実践

・今年やりとげたいことを
 年始に3つ書き出して実践

・毎週末にレビューを行い、
 うまく行った点を3つ、
 改善できる点を3つ書き出す。

この最後のここ

「改善できる点を3つ書き出す。」

「うまく行った点」に続けて、
「うまく行かなかった点」ではなくって、
「改善できる点」であるところ。ドキッ!

ここをやって、思わず
「あー、そうですよね!」
と笑いました。

原因を究明して犯人を捜してもね、
それだけでは何の役にも立ちません。

とっととそれを踏まえて、
この先どうするか?に
フォーカスしないとです。

まだまだ今後も
楽天家の道に勉めます。

では、また。

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