自分らしさってなんだ?Ⅰ. 「自分らしく生きる方法」

ライフスタイル

「それは、あなたらしい!」とか、

「あなたらしくやればいい!」とか。

軽くそう言われて、何となく分かった気になったりします。

しかし実際問題、自分らしさとは何なのかなんて、自分でもよく分かりませんよね?

どんなことが好きとか、どんなことが得意かとか、本当に追い求めている信念とは何だとか?

私の本業は、ブランドのブランディングで、もう長らくこれをやっています。

ブランドも人間と同じで、性格、世界観、価値観といった、そのブランドのらしさがあります。

ブランディングが成功すると、商品の機能だけでなく、ブランドの存在そのものが認められるので、ユーザーがブランドを信頼してくれるようになり、売上が安定的に拡大します。

この記事では、「自分らしさってなんだ?」という問いについて、人をブランディングするように、あなたの価値を最大化するような考え方を紹介してみたいと思います。

では、本題に入ります。

自分らしさに目覚める道

まず、結論からお伝えします。

あなたが、自分らしさに目覚めるため歩むべき道。

それは「自己受容して生きる道」です。

自己受容とは、ありのままの自分を肯定的に受け入れることです。

ネガティブもポジティブもありのまま内観して、全てを建設的に受け入れると、あなたらしさが浮き彫りになりながら、あなたの優越性がどんどんと高まっていきます。

これが自分らしさの見つけ方以外の何物でもありません。もし、あなたが自分らしさがよく分からないと思っているなら、この内観が必要です。

何か課題を前にした時、少しでも気持ちがネガティブに動いた時に、日常的にこれをやってみてください。

あなたがこの「自己受容」して生きるその過程で、あなたがの人生で、あなたが何をしようとしているのか、自分らしさとは何なのかを、確信していくはずです。

あなたらしさは、これまでの人生で、既にもう、確固たる形が存在しています。

あなたが自身でこれを決めています。たいだい10歳前後に決めるものと言われています。

ただこれは、無意識の中に刷り込まれ、自動操縦状態にあって、わたしの性格は○○です!と言語化されているわけでないために、認知ができないだけです。

それが、自己受容で明らかになっていきます。

そして、もうひとつ、たいへん重要なことがあります。それは…

あなたがこの自己受容することで、世の中から、あなたの生き方に共感と信頼が寄せられるようになります。

そして、どんどん援助を受けられるようにもなるでしょう。

自分らしさに目覚めるだけでです。

最高じゃありませんか?

なぜ、そんな素敵なことになるのか?

話を進めます。

自分らしく生きると共感と信頼を得る!?

なぜ、あなたが、ありのままの自分を肯定的に受け入れる「自己受容して生きる」だけで、共同体からサポートを受けられるのか?それは…

あなたの自己受容が「共同体感覚」の入り口だからです。

自分らしさが信頼される訳

共同体感覚とは「相手の喜びを自分の喜びとすること」です。

または「他者への協力の能力とそれへの準備」です。

自己受容すると、結果的に自分の「劣等」を受容し克服に向かうことになりますが、あなたが超えていくこの「劣等」とは、すべてが対人関係に帰結する問題です。

人間の「すべての悩みは対人関係」「すべての喜びも対人関係」です。これはアドラーの唱える有名な考え方であり、真理です。

つまり、自己受容して生きる事、これは、対人関係の悩みを克服し、喜びを大きくする、他者との協力関係をどんどんと整えていることでもあるのです。

自分らしさで社会貢献

ありのままの自分を肯定し、実現する劣等感の克服は、他者との関係改善を意味することがほとんどです。

また、受容により、自分自身を信じたその通りに、他者に対しても無条件で信じることができる能力が高まります。他者を大切な仲間と思えるようになり、自分は貢献できると思えるようになります。

この結果、あなたは共同体から歓迎をされ、共感と信頼が寄せられます。

「文明、文化、科学、芸術。人類の歴史とは、すなわち劣等感とその克服の歴史である」とアドラーは言いました。
「ある時、劣等感に凝り固まらずに、自分の欠点を素直に受け入れ、それを克服する努力をしようと決心しました。そうすれば、挫折感を味わうこともないと考えたのですと稲盛和夫さん(京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者、日本航空名誉会長)は言っています。
「コンプレックスを舞台に上げればそれはロックになると言ったのは大槻ケンヂさん(ミュージシャン)です。

劣等感を克服する人は、それを優位性に変えて、他者の喜びを創造します。

また、こうやって「あなたの人生をあなたらしく生きること」が、共同体から歓迎され、ひいては、あなたの人生を応援する人・モノ・コトを引き寄せます。

自分らしさと「自己中」は真逆の別もの

反対に「あなたらしく生きること」から、逃げ、否定することを選択した瞬間、あなたは、共同体から見失われることが確定します。

ここであなたに質問です。

共同体に対して自分からは何もしようとしない人が、共同体からの援助を欲しがっているとします。

この人に、どんな援助ができるでしょうか?この人は、援助を得られるでしょうか?

そうです。何がやりたいのか、何ができるのか、この人らしさが分からないために、援助のしようが無ないのです。

ここから分かることがあります。

それは、他者貢献を何もせず自己中心的に生きることと、自分らしく生きることは全く違う、ということです。

劣等感が自分らしさを作ってくれる

以上から「自分らしさって何だ?」という問いにひとつの答えが出ます。

それは…

劣等感の克服を通して、他者に提供している有益性。

それが、現状のあなたらしさの中心であり、あなたの優越性です。

シンプルです。

あなたが、幼いころから築いてきた、性格や世界観や信念と、実際に感じてきた劣等感の克服からできあがった、具体的で超個性的なあなたの創造価値が、そこにあります。

要注意!エゴイズムの落とし穴

人は、自己中心性、エゴイズムに支配されがちです。その結果、不要な競争、争いを拗らせます。

残念ながら、100年前にアドラーが唱えた「共同体感覚」を、わたしたちは未だに習得できていません。でも、何とかしてこの劣等は克服するべきなのです。

エゴイズムが私たちにとっても何一ついいことがないからです。

劣等コンプレックス

ちなみに、「劣等感」とは、心の欠乏感であり、そのままでは自己否定要素です。

分かりやすい例として、例えば、強烈な承認欲求に執着している人がいたとします。

これは、潜在意識に「自分は認められていない」という心の欠乏感、つまり「私は認められるような存在ではない」という自己否定が本音にあります。

そして「私は認められていない」という心の欠乏感という問題を解決しないまま、放置し、自己否定し続けてしまうこと、これを「劣等コンプレックス」といいます。

自己否定をし続け、劣等コンプレックスに引きこもってしまうことは、自己中心的で自分らしくない生き方と言わざるを得ません。

劣等コンプレックスからなかなか抜け出せない人には、その心に負ってしまった深い傷が、一日でも早く癒されること、そして、その劣等感を見事に克服されて、傷の深さの分だけ、大きな他者貢献へ繋いでくださればと、切に願います。

優越コンプレックス

繰り返しますが、強烈な承認欲求を持っている人は、自分は認められていないという欠乏感、つまり劣等感を持っています。

そこで、例えば、この人が、自分の劣等感の克服から逃げる方法として、劣等感を隠して、劣等感など無いと自分に嘘を言って、ただ「認められたい」または、ただただ「私は認められているんだ」と強く思ったとします。

もちろん、これでは何も起きません。

それどころか、心の欠乏感をより強めてしまいます。

これは、自己受容の反対、いわば「自己排斥」です。

このような「自己排斥」の態度で生きると、評価や結果が突き付けられる行動を避けたり、他人を上から評価したり、批判したり、場合によっては、暴力的に強行に承認を勝ち取ろうする態度をとるようになっていきます。

このように、劣等感を隠して、適当な優越性を取り繕って、克服から逃避することを「優越コンプレックス」といいます。

これもひどいエゴです。

まとめ

だから、上手に自己受容を身に付けて、自分らしく生きることが大切です。

ただ、行うべきは、案外単純でシンプルです。

不安や不満、怒りや嫉妬、無気力感や無関心、何か不快な感情に背中を押されたら、それが、劣等感のサインです。この時に、よく自分自身を内観してみてください。

見つけてさえしまえば、もうあとは「劣等感上等!」とばかりに夢中で対峙していくだけです。

あなたが自分らしく生きられることお祈りしています。

[ 自分らしさってなんだ? Ⅰ.「自分らしく生きる方法」]

※参考図書

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