「承認欲求が強すぎて辛い」
「承認欲求をなくしたい」
そんな風に思うことありませんか?
そんな人に向け、この記事では
- 承認欲求への超シンプルなアプローチを紹介
- 承認欲求をなくす超具体的な方法
- 実例・承認欲求のお悩みの紹介
をまとめます。
あなたのしつこい承認欲求も案外簡単になくなるかもしれません。
では、本題です。
承認欲求への超シンプルなアプローチ
承認欲求をなくす超シンプルなアプローチそれは…
自己承認すること、自分で自らを承認することです。
自信がないから承認が必要なのだ
自己承認とは、自分を認めて受け入れること。つまり、自信であり、自己肯定感のある状態です。
そうです。
私たちは自信が無いから、他者の承認が必要なだけなのです。
自信があれば、びくびくと他者の顔色を伺う必要がなくなります。逆に、自分を認めることができれさえすれば、自信がみなぎります。
アブラハムマズローの「5段階欲求」
図:「マズロー心理学入門」中野明 著 より
マズローの「5段階欲求」とは、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求の5段階です。
上に行くほど、高次な欲求で、高次の欲求を満たすほど、有能性が高く、幸せや豊かさがもたらされることを意味していまます。
この4番目が「承認の欲求」です。
実は、この中は、更に2段階に分かれていて、低い階層に「他者承認」が、高い階層に「自己承認」があるとマズローは言いました。
尚、欲求には相対的な優先度があるというのが、この5段階欲求の考え方ですが、下位の欲求が100%満足されなければ、次の欲求が生じないわけではないと言うのがマズローの考え方でした。
つまりです。
自己承認してしまえば、他者承認など不要なわけです。
承認欲求をなくす超具体的な方法
正の注目
前述を踏まえて、承認欲求をなくす、超簡単で超具体的な方法、それは…
「正の注目」です。
アドラー心理学では、人の行動は95%は正しい行動だと言われます。朝起きて、顔を洗って、服を着て、会社へいって、仕事してと、それらは全部正しい行動です。
この正しい行動は、当たり前と流してしまいがちです。せっかく95%も正しく生きているにも関わらずです。
これに、しっかり注目していきましょうというのがここで言う「正の注目」です。
サボった、ミスった、悩んだ、妬んだ等は、残り5%で起きていることなのです。もちろん、これを無視してはいけません。5%なりに「短く見る」ことが大切です。
「あゝ今サボったな自分」とか「おっとまたやらかしたな自分」とか「悩んじゃってるね自分」など、正当に「短く見る」ことをしていきます。
正の注目で自己肯定感が上がる
こうして、正当な「正の注目」を生活の中で行うと、これがそのまま正しい「自己受容」になります。
正しい自己受容は自己肯定感を高めます。
この正の注目による自己肯定感は最強です。
何処か最強かというと、いつもの日常生活の中でこれができるからです。
何か困難にぶつかってもそれを乗り越える力が漲るからです。前向きでいれば、自ずと道は開く、からです。
直面した課題で自己肯定感を上げる難しさ
自己受容、自己肯定感は通常何か課題に直面した時に考えるものです。
例えば…
「頑張りたいのに頑張れない」「そんな自分はダメ人間だ」と悩んでいるとした場合。
「頑張りたいのに頑張れない」自分をありのままに受け入れる。
しかし、「そんな自分はダメ人間だ」と否定的にはならない
例えば…
「無理しない自分は、ストレス管理最強!」とか
「それじゃ、最短最速の近道は探せないかな?」とか
「肯定的」に受け入れることをするわけです。
このような課題と真正面から向き合った自己受容は、実はちょっとだけ難しさを含んでいます。
受け入れを「肯定的に」やるという部分です。
上記の「ストレス管理最強!」や「最短最速の近道」のように、視点を変えるちょっとしたアイデアが要るからです。
しかしです。
頑張ることを諦めるにしても、何とかやり抜けるにしても、ネガティブな気持ちだけには決してならない。ということが本当は重要なわけです。
こんな難しいことをやらなくても、正の注目をしていけば、日常を常にポジティブにできるわけです。これが本当はとても重要です。
前向きでいれば、自ずと道は開く、からです。
実例・承認欲求のお悩みの紹介
以下は、承認欲求に悩んでしまった高2女子とのsessionです。承認欲求は自信の無さの表れだという風に思って、正の注目で勇気づけてみました。
質問:見ず知らずの人にまで認められたい
承認欲求が強すぎてどうしたらいいか分かりません。
しかも、友達や親といった知り合いではなく、見ず知らずの人に認められないと満足しません。
知り合いに肯定されると、嬉しいですが、お世辞じゃないかとか、気遣ってるのではないのかと思い、信用できません。なんせ私はよく自分語りするので、相手が気遣っていると思います。
そんな時、SNSとかに自分の情報を投稿して、肯定してもらって生きる糧にしてます。
ても、認められなくなったらどうしよう。これで満たされなくなったらどうしようと怯えるようになりました。
また、ググッたりすると、承認欲求の強い面倒な人との関わり方!みたいなのが出てきて、なんか人間不信になりそうです。
知らない相手に認められないと精神が安定しないなんて、ほんとクズですよね。
どうしたら治りますか?
回答:人ってちゃんとした生き物なのです
相手に認められなくても精神が安定する方法はひとつです。自分でありのままの自身を認めること、自己肯定感を高めることです。
やり方は、いろいろありますから自己肯定感でググってみてください。私からひとつだけ、あまりネット上には無い考え方をアドバイスさせてください。
それは、自分が「できていること」に注目をしてください、ということです。そして、「できていないこと」に対しては「あ、またやっちゃってるね」と一切の評価をせず、ただ短く見てください。
人の行動は95%は正しい行動だと言われます。朝起きて、顔を洗って、服を着て、学校へいって(リモートかな?)、勉強して…全部全部正しい行動です。はい、案外、人ってちゃんとした生き物なのです。
一方、5%の「できていないこと」というのは、例えば、承認欲求をググって人間不信に陥るような行動です。これに対しては「はい、またやっちゃってるね」とただ見てあげてください。短くです。
そんな時にこそ改めて、もう一度「できていること」に注目してください。意外とちゃんとしているんですから。
こうして、自己肯定感が上げていきます。ヤル気とか勇気とかいう心のガソリンを入れるわけです。そうするとどうなるか?
「できていないこと」を解決するアイデアや行動が生まれてきます。
例えば、すこしだけ朝早く学校へ行って、誰に見られることもなく、みんなの机を拭いてあげよう!私は自分への承認のためじゃなく、みんなのための行動をひとつするんだ!みないなことだとか。
これは、あくまで例えばです。そういう風に、できていることもあれば、できていないこともあるという、今のありのままの自分を肯定的に受け入れて、劣等性を糧に、ご自身の願いをどんどん叶えていけたらいいですよね。
話を戻しますが、どうしたら治る?答えは、自己肯定感、自己受容、りんりんとした勇気という心のガソリンを入れることだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
・自己承認が、承認欲求をなくす直球アプローチ。
・承認欲求も自己否定も、正の注目で消しちゃう。
実はこの方法、わたし自身がいつも使う手です。
正の注目を意識し始めると、小さく簡単で正しい行動を、進んでやるようになる自分に気づきます。
道端のゴミを拾ったり、お年寄りに席を譲ったり、やっても当たり前な簡単なことも、その正しさに注目すると、それだけで自己肯定感が上がりますから、安いものです、おススメです。
「超シンプルな承認欲求のなくし方」
※参考書籍
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