将来の夢が無い

自己受容

この記事では、夢が持てないと感じた時に、どんな風に考えればいいのか、実際のディスカッションを通じて紹介していきます。

アドラー心理学に影響を受けたといわれるスティーブン・コビーの名著から人生のゴール設定の仕方を引用します。

discussion 将来の夢が無いです。

相談

将来の夢が無いです。

でも今から持っても選べる程の学力がありません。
どうしたら将来の夢が見つかるでしょうか?

回答

あなたが率直で正直な人ですね。わりとだれでもどこかでそんな風には思っているとは思います。そう言わないだけです。

例えばですが、ゲームクリエイターになりたい!という夢を持っている人がいたとします。この人がもし、100年前に生まれていたとしたら、絶対そんなこと言わないわけです。

アイヌの生活をしている人にの夢はと聞くと、未だに素手でクマを仕留めたい。というそうです。

つまり、夢なんて、外部環境にだいぶ影響されるわけです。ちょっと時代や自分が置かれる環境が変わったら、早速ナンセンスになりかねません。それになんとなく気づいているから、真剣になれないんじゃないでしょうかね。

ただ、ひとつ真実なのは、人は結局人とのつながりを求めるということは不変だと思います。社会的な生き物ですからね。そっちの方がゴールだと思います。あとは何になろうが、それを辞めようが、全部プロセスです。

だから、どんな風に人と繋がるかのあなたの世界観のイメージを持つ方が有意義なんじゃないかって思います。それで、それは今スグにでもできることだと思います。

回答に対して

そうですね。
私は夢が過去にも沢山ありましたが、成長するに伴いどんどん変わっていったので、その通りだと思います。
最初の夢はケーキ屋さんでした(笑)
どんな風に人と繋がるか……考えたこともありませんでした。
一度イメージしてみます。
回答ありがとうございます

人生のゴールとは

世界で3000万部、日本で200万部、スティーブン・コビーの名著「7つの習慣」で紹介される、第二の習慣が「終わり(ゴール)を思い描く」ことでした。

その言い方がこうです。

自分の葬式の参列者からもらう嬉しい弔辞は何ですか?それがあなたの本当の成功だ!

しびれます。本質感がえぐいです。

そして、この本がすごいのは、この人間の本質的な成功に向けて、一直線のアクションプランを具体的に指南してくれるところです。

スティーブン・コビーはアドラーに影響を受けたとされるひとりです。タフでハードな自己啓発本の決定版的一冊です。

「いま、ここ」に生きよう、という動機づけ

私たちは「いま、ここ」にしか生きることができません。アドラー心理学は、計画的な人生を「不可能です」ときっぱりあっさり言い切ります。今を充実させた結果として、どこかに到達させてくれるという感覚が、受容するべきありのままの世界です。

自己受容とは、人生が繰り返し連続する刹那だという事実も見逃さないことです。未来ばかりを見ていても、残念ながら、期待している安心や安定は保証されるものではありません。だから、「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てて、真剣に生きようというのが、アドラー心理学のメッセージです。

これは、内発的モチベーションの喚起ですし、自分の人生を具体的に愛してやりなさいという動機づけです。自立を目標にした教育であり、カウンセリングであり、勇気づけです

アドラー心理学「嫌われる勇気」の要約はこちらへ
完結編「幸せになる勇気」の要約はこちらへどうぞ

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