成功する自己対話

自己受容

あなたはひとり言を言いますか?

言葉を発していなくても、
私たちは常に脳内で自分自身と
対話していますよね。
物事を考えている時は
たいていこれをやっています。
その時に使っているのは
言葉です。

あなたは人と話をする時に
どれくらい言葉を選びますか?

どんなに率直な人でも、
思ったことをそのまま口には
しないのではないでしょうか?

これをそのまま言ってしまって
相手を気づ付けないかな?とか

自信のある類推がある時に、
そうに決まっていると思っても、
万が一、違っていたら
失言になってしまう…
ならば、まずはそーっと
質問の形で投げてみようかな?
だとか。

言葉って重要です。

自己対話でも、
言葉を選ばないがために
不必要に自分自身を気づ付けたり
間違った類推に振り回されたり
することがあります。

逆に、

自己対話の言葉使いを
マネージメントすることで、
物事を前向きにすいすいと
運ぶことができるように
なります。

この記事では、
自己対話での言葉使いについて
考えます。

自己受容の時の言葉使い

何らかネガティブな気持ちになったとき、
他人や自分を責めたり、否定したり、
してしまうことがないでしょうか?
例えばこんな風です。

「あの人は、どうしてああなんだろう?」
「自分は、どうしてこうなんだろう?」

こんな自己対話をしたとします。

これは、「ダメ」という判断を
確定させています。
ダメの原因を探っています。
おそらく、この後、自分が納得できる
ダメな原因を確定させて、
それじゃ、どうしてくれようか?と
そのダメを排除する方法の
検討に入るでしょう。

例えば、桃太郎が鬼ヶ島へ
鬼を退治いくように勇ましく。

でも、そもそも、その鬼は、
本当に悪だったのでしょうか?

その悪の排除は本当に
正義だったのでしょうか?

物事にはたくさんの見方があります。
あらゆる角度からその件を見たとしても、
あなたの判断は間違っていない
でしょうか?

例えばですが、
こんな子供の言葉を聞いて
あなたはどう思うでしょう。

ぼくのお父さんは、
桃太郎というヤツに
殺されました。

正義と思っていたこと、
悪と信じていたことが、
物事の見方ひとつで
軽く逆転します。

自分の見えている
世界はとても狭くて、
見えていない世界は
とても広いです。

こんな風に
勝手な決めつけを
していることで
要らないネガティブを
自分が抱え込んでしまっている、
そんなことは良く起こります。

ですから、
ネガティブな類推は確定させない。
そういう自己対話を心がけるべきです。

自分や他人に対して悪とか罪とかいう
感情を持った時に、それを決定させない
言葉使いをしておけば、ゆくゆく
迷路に迷い込まずに便利です。

その一番簡単な方法が、
第三者的話法です。

「あの人は、どうしてああなんだろう?」
と思っているのね、わたし。

「自分は、どうしてこうなんだろう?」
とか思っているじゃん、オレ。

まるで第三者のような視点を
ぶら下げておくだけで、
ネガティブに思う自分を
受け入れながら、
ネガティブは類推のままにします。

これが事実ですから。

ネガティブな決めつけなんて
できることなら要らないですよね?
そう思っている自分だけ
受容できれば、充分です。

悪や罪などは
軽々しく確定させなくていい、
裁く必要はないのです。

できない時の言葉使い

何らかネガティブな気持ちになったとき、
自分の可能性を潰してしまっている
ことはないでしょうか?
例えばこんな風です。

「それ、やったことないので、できないね。」
「そこまでの能力がないので、できないな。」

「できない」というのは本当でしょうか?
私たちは、子どものころからずっと
やったことのないことをやれるようになり、
無かった能力を伸ばしてきました。

はいはいしている赤ちゃんが、
よちよち歩きを始めるときに

「それ、ちょっとできないですね。」

と自己対話しているでしょうか?
いいえ、していないから、
果敢に挑戦しています。

なんの根拠もないけど
自信に満ちて、
できるような気がして、
遂に彼らは立ち上がるのです。

だけど、
よろけて、コケて、頭打って、泣く。

大人になると、このことを知って
しまっているので、できない、と
言うんでしょうね。

でも、それは、確実に
自分の可能性を潰しています。
赤ん坊だって、そうやって
チャレンジして成長しています。

下手にいろいろ傷つかない方法を
手に入れてしまったがゆえに、
冒険できなくなってしまっています。

だとしたらバランスを取りましょう。
そんな時には、リスクを最小限に
最大の成長を手にいれるような
自己対話を展開させましょう。

自己対話に「できない」という
キーワードが出たら、
すかさずこういう話法に
組み変えてみてください。

「どのようにすれば、〇〇できるだろう?」

今はできない自分を受けいれながら、
今後も、できないとは、決めつけず、
やれる方法を考えるはじめるための
「できない封じ」の話法です。

とても不思議なもので、これですぐ
答えが出ることがあります。

また、すぐに答えが出てこなくても、
すっかり忘れていたころに、
パッと!アイデアが閃いたりします。

実は、アイデアの作り方というのは、
こういうものなのです。
ずっと考えて考えて考えるのを止めて
そののちのリラックスタイムなんかに
突然、答えが舞い降りる!

ちょっと、自分が天才にでも
なったような気分になりますが、
実はこれ、脳の仕組みの問題のようです。

課題にしてしっかりインプットすると、
考えていないと思っている時も、
無意識に脳は脳内のデータベースから
答えを探しているそうです。

メモリ不足のPCが
処理に時間がかかっているみたいな
あんな状態なのだそうです。

とにかく、これはおススメです。
できないとこなんて無い方がいいに
決まっています。

自分の可能性を潰して
チャンスを棒に振るのは
もったいない。

非言語の対話

前述した2つの例は、
つまりネガティブにならない
ポジティブでいるための
話法でした。

最後にご紹介するのは、
ポジティブをよりポジティブに
していくための話法です。

話法といっても、
こちらは非言語です。
非言語ではあるけれども、
同じく自分自身との
コミュニケーションです。

例えばですが、
お金をもっと稼ぎたいと
思ったとします。

具体的に年収1000万とか、
3年以内にとか、
どんな商品やサービスに、
どういう付加価値を付けて、
どんな人の役立つのかとか、

これも大事です。

普通にポジティブな
言葉と数字の自己対話です。
あなたはもう明確なヤツを
持っているかもしれません。

では、

もし、そうなったとして、
そうなったあなたは、
そこでどうしているでしょう?

このイメージを描いて
先まわりして喜んでおくという
遊びを自分自身とやっておくと
これが効きます。

やり方は自由です。

夜、寝る前のリラックス状態で
その目標が達成できたら
こうなっているよな~
という妄想映像を流すとか、
これ王道ですが、、

その目標が達成できた時のことを
歌にして歌うのもいいかも。

その時をイメージした
喜びのダンスを踊るのも
いいかもしれません。

いったい何を言い始めたのか?

喜びの「前祝」をしましょう、
という話です。

お正月におせちを食べて
みんなでお祝いするのと同じです。
これから来る素晴らしい未来の
前祝です。予祝ともいいます。

夏祭りが全国各地にありますが、
あの起源は秋の豊作の前祝だそうです。

脳は知っていること以外無視をする
という性格を持っています。
これをスコトーマといいますが、
脳は、経験のあることだけ重要だと
思い情報を取捨選択しています。

だから、今年も秋は豊作になって、
最後はみんなでお祝いするよ、と
いうイメージを脳にしっかり
叩き込むというわけです。

そうすることで、
豊作のために必要な情報を脳に
取りこぼすことなく収集させて
そのための行動を確実に促す
という効果が表れます。

目標が明確にあるのは普通です、
それをしっかり頭に
叩き込むのも普通です、
目標の達成自体に達成感が
あることもそうですが、、

そこにさらにその結果、

どんな喜びがあるのか?が
本当の目標の意味では
ないでしょうか?

前祝をするのには
何の苦労も要らず、
ただただ面白いだけなので是非、
あなた自身のために
やってあげてください。

おしまいに

脳内ではもっともっとさまざまな
自己対話がされています。
面白くて効きそうなネタがあれば
また紹介していきます。

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