劣等感に苛まれている人に伝えたい話

劣等感

劣等感でブルーになることありますが、あれはイヤですね。そんな時あなたはどうしていますか?

この記事では、劣等感克服の最善の方法を実はあなたは既に知っていた!という事実と、もっとらくらく劣等感を克服していけるようになるための勇気づけを、アドラー心理学を基にお伝えしたいと思います。

最後まで読んでもらえると、勇気がりんりん沸いてくるんじゃないかと思います。

では、早速本題です。

あなたが知っている劣等感克服の最善の方法

あなたは劣等感克服の最善の方法を知っています。結論からいいます。劣等感を克服する唯一の方法はそれは、

「努力と学習」です。

なんだよ、そんなことかよ!なんて言わないで下さい。これが唯一の方法であることは、もちろん納得頂けると思います。

実は実際に、あなたはこれまでたくさんの劣等感を克服してきているはずなのすが、そんな実感は持っているでしょうか?

その理由を見ていきましょう。

あなたが克服してきた2種類の劣等感

アドラーがこんな言葉を残しています。

人間であるということは、劣等感を持つということである。

ーアルフレッド・アドラー「一瞬で自分が変わる100の言葉」よりー

アドラーがここまで言い切る理由は2つ。

ひとつは、幼児期の刷り込みから起こります。子どもは誰もが小さく無力です。それに比べ大人は大きく力を持っています。子どもはいつも、大人に対して無力感を感じます。知らず知らずのうちに劣等感を刷り込まれる。これが一つ目の理由、一つ目の劣等感です。

二つ目の理由は「誰もが現状より高い目標を掲げる」ことから起こります。私たちが掲げる理想は常に現状より上にあります。ですから、常に私たちの理想は未達成。いつも駆り立てられるような焦りを感じてしまいます。これが劣等感を生む二つ目の理由、二つ目の劣等感です。

劣等感は成長の糧

人は劣等感を持ち続けることに我慢できない。そこで、劣等感を解消しようと、次々目標を立て、休みなく自分を駆り立てる。

ーアルフレッド・アドラー「一瞬で自分が変わる100の言葉」よりー

勉強や仕事、交友や恋愛、この世に生まれた時には、すべてがゼロだった劣等感の状態から、目標を持って、努力し学んだ結果、あなたの現状にある訳です。

これまでいろいろ頑張りましたね。ご苦労さまでした。常にあなたは、劣等感を行動のエネルギーに変えてきました。

横の関係を作って生きる

対人関係には、縦の関係と横の関係があります。縦より、横の関係を作って生きる方が楽で楽しめます。

この理由とやり方を見ていきましょう。

機能価値を小さく評価する

ところで、今あなたが苛まれている劣等感とはどんなものでしょうか?人との比較でつけた上下、優劣から生まれたものではないでしょうか?

勉強や仕事やスポーツ等では、その人の「機能価値」が評価されます。機能価値は、人との比較、上下優劣、一定条件のもとで評価され「縦の関係」を築いていきます。

もし、あなたの劣等感が機能価値の問題であるならば、それは小さなことですから、決してここにはくよくよしないでください。

機能価値以外に、もっと大切で大きな価値があります。注目すべきは、あなたのもうひとつの価値、存在価値です。

存在価値を大きく評価する

存在価値は、あなたが存在することで無条件に備わっている「横の関係」の価値です。

あなたは存在するだけで、とんでもなく大きなものを創造しています。それは、あなたが今眺めている世界のすべて(世界観)とあなた自身です。

今のあなたの勉強や仕事が、どれだけ社会に貢献する素晴らしいことなのか?とか、友人や恋人や家族との信頼関係がどれほどかけがえのない幸福感を満たしてくれるものなのか?など、あなたが今眺めている世界のすべてはあなた自身が創造しています。

また、全ての価値を決めているあなたを創造しているのもまた、あなた自身です。

そして、あなたが創造している世界のすべて(世界観)と、あなた自身の存在は、他者や共同体へ多大な影響を与えています。これが「横の関係」です。

他者との相対が測られる機能価値など、環境によってくるくる評価が変わります。もちろん、あなたの価値も努力と学習でめきめき上がります。

そんな不規則に不安定な価値基準に身を置いていると気分は常に上がったり下がったりで安心ができません。

つまり、存在あっての機能なのです。まずはあなたが存在することで作っている存在価値の方を大きく評価してください。

人生の喜びも困難も自作自演

今、あなたが感じている劣等感が他者との比較の機能価値由来にせよ、理想の自分との比較の存在価値由来にせよ、それはあなた自身が選んでそうしています。

別に求めなくても生きていけるものを、あなたの意思・意識が求めたわけです。

有名なアドラーの「目的論」は、今起きている問題も、感じている感情も、抗えない何かに振り回されている訳では決して無く、あなた自身に目的があってそうしているのだ。という論理です。

人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。

ーアルフレッド・アドラー「人生に革命が起きる100の言葉」よりー

また、今のあなたの全ては、今のあなたの意思・意識が決定しているという「自己決定性」もアドラー心理学の中枢的な考え方です。

人間は自分の人生を描く画家である。あなたを作ったのはあなた。これからの人生を決めるのもあなた。

ーアルフレッド・アドラー「人生に革命が起きる100の言葉」よりー

つまりは、人生の喜びも困難もすべては自作自演、実は、今苛まれている劣等感も、あなたが自分に課した課題なだけなのです。

大変だったら手放すのもあなたの自由です。

劣等感はチャームポイントだと知る

ネコの挨拶

ネコとネコの挨拶は、鼻と鼻を「チョン」と合わせます。これは、心を許した相手にしかしない行為です。

ネコの目は、大きくてもろい弱点です。ネコの挨拶は、お互いの弱いところを相手の前にさらけ出す信頼のサインなのです。

私たちはつい、完璧であると愛されると考えてしまいます。しかし、実はそうでもありません。周囲から愛されている人は、意外に欠点が多く、完全無欠な人はかえって不人気です。

もとより、劣等感の無い完璧を自負する人なんて胡散臭いのです。逆に、劣等感を言い訳に何もしないのもいかさまなのです。

劣等コンプレックス

劣等感に苛まれているというのは、多くはこの状態ではないでしょうか。

一般に劣等感という言葉は、劣等コンプレックスの意味で使われますが、正確には、単に自分に劣等性があると意味づけただけの劣等感と、これをいい訳にして問題を起している劣等コンプレックスは別ものです。

例えば「お金を稼ぎたいけど、稼げない。根性がないから。」なんていう時には、

根性がないというネガティブを引き取って、さらに、自分はお金を稼げなくても仕方がない、という、自分に甚だ残念な文脈を語っている訳です。

これは、お金を稼ぐことの努力と学習から逃げている訳ですが、これをそそのかしているは、報われないまま抑え込まれ無意識の中に保存された努力と学習に対するネガティブな感情です。

勉強しろ勉強しろ!と親に言われ続けて辛かったのか、塾講師に辛いダメ出しをされた悔しさなのか、努力の甲斐なく受験に失敗した悲しさなのか、就活に失敗した敗北感なのか…。正体はなんらかの過去の記憶にまつわる癒されないままのネガティブな感情です。

「○○だから○○できない。」

こんな風に劣等感言い訳にしだしたら、過去のネガティブの正体を探ってみるといいかもしれません。探し当てて、チャームポイントとして曝け出せれば、そのネガティブを手放すことができるかもしれません。

優越コンプレックス

本当は劣等感を抱えているのにも関わらず、それを認めようろせず能力があるフリをします。実際は努力をしていないので主張する能力はありません。

例えば「お金を稼ぎたいと思えば、爆速で稼げる。根性させ出せば簡単さ。」なんていう時には、

根性を出していないだけだと劣等感を隠して、さらに、自分はお金を稼ぎたいとは思っていない、という、甚だ巧妙な文脈で嘘を語っている訳です。

これも前述と同様に、お金を稼ぐことの努力と学習から逃げている訳ですが、やはり、報われないまま抑え込まれ無意識の中に保存された努力と学習に対するネガティブな感情に振り回されている訳です。

正体はなんらかの過去の記憶にまつわる癒されないままのネガティブな感情です。

「○○してれば○○できた。」

劣等感と向き合わず、まるで無かったようにひた隠す状態もまたチャーミングではありません。

劣等感はチャームポイントです、拗らせてコンプレックスにしないでください。

まとめ

劣等感を持っていて人として普通だし、常にこの解消にいそしんでいて、成長する人間として普通です。

たいしたことでないことを、たいそうに特別なものに仕立てようとするは、ばかばかしいし恰好悪いです。

劣等感は、自分が選んだ行動エネルギーです。これで成長するのが本意です。逆に、心の闇をつくるようならさっさと手放しましょう。

「劣等感に苛まれている人に伝えたい話」
※参考図書

 

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