怒りやイライラする感情で損しているなと思うことは無いでしょうか?怒りは絶対コントロールが可能です。
私は、怒らないことにかけては自信があります。もう何十年も、他者に怒りをぶちまけたなんてことは無いと思います。多少イライラすることはあっても、すぐに折り合いを付けられます。(呑気なだけですかね?)
そんなわたしの視点から怒りのコントロールについて解説をしてみます。
尚、この記事の心理学上の基礎知識については、アドラー心理学を根拠としています。
早速本題に入ります。
怒りがコントロールができたらいいのに
日々の暮らしの中で、ついイライラしてしまうことがありますね。ネガティブな感情を抱えていても良いことはないのは分かっていても、イライラしない人なんていないはずです。
怒りっぽくなっていると、気持ちが落ち着かず、周りの人に八つ当たりしてしまったり、不機嫌な態度をとってしまったり。それは必ず後から、後悔してしまうものです。
でも、自分のイライラとしっかり向き合い、“怒りのメカニズム”を把握することで、怒りはコントロールすることができるようになります。
毎日の生活をもっと穏やかに優しい気持ちで過ごすために、怒りの正体を理解しておきましょう。
怒りのコントロールができない原因
ある突発的な出来事に、ついイライラを露わにしてしまった時、その怒りの正体を探ってみたことがあるでしょうか?
怒りを含むあらゆるネガティブな感情の正体は、おおよそ何らかの欠乏感なのです。
怒りは、あなたがこうあるべきとか、そうして欲しいとか、そうなるはずと思っていたことが、叶わなかった時にこみ上げてきます。
そして、怒りは、相手への強引ともいえる支配力でその件を安易に片付けようとしているのです。怒りには、そんな目的があるのです。
あなたがその怒りを露わにしたとき、相手があなたに支配されるつもりなら別ですが、そうでなければ、その怒りは必ず不調和を生みます。
これがイライラをぶつけてしまった後、後悔をすることになるメカニズムなのです。
怒りをコントロールする方法
アドラー心理学では、何かの原因が人に感情を与えるのではなく、何らかの目的のために人は感情を持つのだと考えます。これを目的論といいます。
怒りがこみ上げた時に、あなたが感じている欠乏感は何なのか?これを消すために怒りの目的に任せてそのまま相手を力で制圧していいのか?焦らずに、じっくり穏当な解決方法を探してください。
これが、怒りをコントロールするたったひとつの正攻法です。
わたしは、怒りをまき散らす人を否定するつもりはありません。ただ、怒りは己の欠乏感であり、安易でエゴイスティックな解決法であることに違いありません。自分も楽ではないでしょうし、人にはお里は知れてしまいます。そのまま怒りの感情を持ち続けるのであっても、このことは受けいれておくことおススメします。
また、怒り以外の感情にも同じく目的があります。不安や悲しみ等ネガティブな感情には、同じく欠乏感を埋める目的があります。同じくここに冷静で穏当な解決方法を探せれば、ネガティブな感情は全て手放せます。
ネガティブもポジティブに受け入れれば楽しく優しく生きられますよ。
まとめ
怒りは、相手を威嚇して欠乏感を手っ取り早く埋めようとする不誠実な目的を持っています。お気をつけあれ。
「怒りをコントロールするたったひとつの方法」
※文献引用
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