同棲の悩みを抱えるカップルはたくさんいます。一緒に暮らす前は、夢が膨らんでわくわくしても、実生活が始まると、少し様子が変わります。
この記事では、同棲の悩みを抱えるカップルの悩みに応えるたったひとつのことを提案します。
同棲の悩み
同棲がこんなはずじゃなかったと悩むのは、例えばこんな悩みでしょうか。
- 家事の分担
- 悪いところに気が付く
- 金銭感覚が合わない
- 几帳面さだらしなさ
- 自分の時間がない
- 生活のリズムが合わない
こういったことが起きていく結果、お互いにイライラする、喧嘩が増える。結局、同棲をしたことが原因で別れてしまうカップルもいます。
もう少しお互いを理解し合う時間と決心が固まっていたら、そう思っても始めてしまった生活です。解決が必要です。
悩みの原因
同棲前と違うのは、ふたりの共有するものが増えることです。モノも場所も時間も自分が大切に思う考え方も、自分だけのものでなくなります。全て同棲の悩みはこの自分のこだわりへの喪失感です。
ただひとつの解決法
同棲を選んだことで得たものは、かけがえのないパートナーと生活です。このひとつの大きな成果が全てです。これを何よりも優先して選んだことを忘れずにいてください。そこに居てくれるありのままのパートナーに感謝を込めて、全てを受けいれること、これが、わたしたちの解決策です。
同棲の悩みと解決策の事例
相談者：
だらしない彼女と うまく付き合っていきたい。33歳(男)会社員です。
同棲し始めて、2か月程経ったあたりから 彼女のだらしがない生活感が見えてくるようになり、指摘すると 怒り 口を聞いてくれなくなります。
「脱いだ物や使ったものが片付けられない」
「髪の毛を洗うのが面倒だから 夜に風呂に入るのを嫌がる」
「夜遅くなる、食事を済ませてくる という連絡を事前にしないことがある」
「記憶がなくなるくらい 酔って帰ってくる」
「お金の管理が甘い」
5つが大きなところです。
だらしないところが共通している気がしていて、やれることをやらないという風に見えてしまいます。
細かいことは 他にもありますが、彼女のことが好きなので そこまで気にならないというのが正直なところなので、言わないず、働きつつも 率先して料理をしてくれるところは むしろ感謝しています。
ただ、上記5つに関しては 改善して欲しい為、つい言ってしまいます。
また、私が弱潔癖性なところもあり、寝るベッドだけは綺麗な状態にしておきたい気持ちが強く、夜 お風呂ないしシャワーには入って欲しいというのは、どうしても譲れないところです。
私の言い方が悪いところもあるのですが、言い方を変えてみたり、言わずにいたりしても変わらず、不機嫌になると、会話も避けられます。
夜はベッドではなくソファで寝始めて 徹底的に避けてくるので、同じ家に 他人が一緒に住んでいるという状況になります。
逆に彼女の私に対する不満は、「なんでもかんでも貴方に合わせてられない」という言い分なのですが、正直合わせて欲しい訳でも 一緒にいる時間を増やして欲しい訳でも無いので、伝わらないことに困惑し、避けられることのストレスがきついです。
「私の事 好きじゃないの」と聞いてくるので、私自身を嫌いになっているわけではないと思うのですが、どうしたら良いか分からず、どうかアドバイスをお願い致します。
コウノ：
別々の個性や感性が一緒に暮らすのはいろいろありますよね、私もそうでした。
まず、彼女のいいも悪いもマルっと受けいれて認めて許せまんかね。彼女の存在全部を無条件で信頼してしまうことであなたのイライラを解放できないでしょうか。
その上で、言い方をいろいろ考えて伝えていくと全然違ってくると思います。前提が上からの教育的指導でなくなって、あなたからのお願いになるからです。
相談者：
ご返答ありがとうございます。私の許容の問題が大きいという事に気付きました。
私はイライラはしないのですが、伝えると相手がイラつくようなので、まずはアドバイス頂いた通り すべて受け入れてみることにしたことで、前に進むことができました。
付き合う前はすごく気が合うなと 思っていたのですが、付き合ってみると そうでも無かったのでした。
噛み合わないところも多いですが、そもそも関東と関西、育ってきた環境も違えば 年齢も価値観も違うので、当たり前のことです。
違う人間なのだから当然と 開き直ることができました。
改めまして ご意見ありがとうございました。
おしまいに
違う人間なのだから、という彼の賢明さと、彼女のことを思う気持ちが沁みました。
わたしたちは、それぞれの多様性を知り、その上で、パートナーを愛することで、強く変われます。
アドラーは、「愛することは自立だ」といいます。
ニャドラーは、「なにより尊厳と愛情」だといいます。
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